また一難

主治医の注意事項を守った

努力の賜物か、ステロイドはどんどん

減量されていきました。

20mgになった時に、

「感染症に気をつけてもらえるなら

徐々に仕事していいですよ」

と主治医から許可が出ました。

ホントに？

大丈夫ですか？

と不安な私にまた笑いながら言われました。

「治療はまだまだ続きますよ。

まずやってみてください。ダメならまた

対処方法を考えればいいだけです。

どこも医者不足でしょう？

早く戻って働いてください。」

突然入院したために職場には

多大な迷惑をかけてしまい心苦しく

思っていたうえに、また何かあった時のことを

考えると不安になり

なかなか復帰したいと言いだせませんでした。

数日後、勤務先の部長から連絡がありました。

「人手が足りないから帰ってきて。

無理のない範囲で勤務してくれるだけで

かなり助かるから、皆待ってるよ」

嬉しかったです。心から‥

私なりにものすごく頑張って大学を卒業し、

いろんなことを乗り越えて

続けてきた仕事を、理由は何であれ

諦めたくはありませんでした。

仕事も復帰し、ステロイドも減量され

すべては順調にきてました。

しかし、またここでもプレドニン15mgの壁が

立ちはだかりました。

診察の度に悪くなる血液検査の結果を

前に主治医から提案がありました。

「免疫抑制剤使いましょう」

すいません、

考えさせて頂けますか？

即答できずに帰りました。

使わないと駄目なのかな‥

答えはわかっていても

決心できないままに次の

診察日になっていました。

白血球数 11400  好酸球 15% CRP1.07