ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

三日坊主の治療日記

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症を患いはや12年。病気の記録です。

板挟み

プログラフが終了して数ヶ月後

私は常勤勤務をするようになりました。

 

常勤勤務の相談を主治医にした時

明るく頑張ってくださいね

くらいで話しは済むと思ってました。

しかし、主治医の反応は

私の予想とは真逆でした。

 

「‥無理のないようにしてください‥」

の一言でした。

先生の顔には笑顔はなく

大丈夫なのか?

と顔に書いてあるようでした。

不安そうでした。

 

やってみよう!

 

とりあえず仕事を始めました。

 

主治医の不安は的中しました。

 

仕事を始めて2ヶ月後

喘息発作が続きコントロール

悪くなりました。

勤務先にいけば点滴も吸入もできるので

仕事を休むことはしませんでした。

むしろやらなくてならないことが山積みで

残業、休日出勤を繰り返していました。

 

その月の診察日、診察室のドアを開けると

パソコンの画面から目を離さない

主治医の姿がありました。

 

マズイ‥

 

「お変わりありましたよね?」

 

はい‥喘息が出てまして。

 

聴診を終えた主治医が堰を切ったように

話し始めました。

 

「今日は点滴をして帰って下さい。」

「気管支拡張薬ですか?」

「ソルメドロールです。内服も20mgに

増量して2週間飲んでください。

減量は1ミリづつ1週間ごとに、

喘息が落ち着いてないのに減らすのは

やめて下さい。喘息以外の症状は

ありませんか?消化器系の症状は

ないですよね?ただの喘息ではないと

わかってますか?」

 

データを渡されました。

白血球数12800 好酸球12%

CRP1.2

 

微妙に悪い‥

 

「仕事のストレスが悪化の原因です。

コントロールしてください。」

 

私は俯いたまま

主治医の顔を見ることはできませんでした。

 

仕事には責任がある‥

体調は崩せない‥

 

仕事はやめられない‥

 

結局、ステロイドの量を増やし

かなりゆっくりと減量して

しのぐことにしました。