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三日坊主の治療日記

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症を患いはや12年。病気の記録です。

目標

この前受診した時、主治医に聞きたいことが

ありました。少し聞きにくいことでした。

それなのに予約時間を1時間遅れてしまい

先生や看護師さんをお待たせしてしまう

事態となりました。

 

「遅くなりました。ごめんなさい‥」

診察室のドアを開けると同時にお詫びしました。

 

「何かあったのかと思ってご自宅に

連絡しましたよー」

とサイドの看護師さんが笑いながら

迎えてくれました。

 

「忙しいですよね?大丈夫です。僕の外来は

まだまだ終わりませんから(笑)

時間通りに来れない時がある

ことくらいわかってますよ。

気にしないでください。」

 

恐縮してしまいました。

 

いつものように診察が終わりました。

 

「あのー先生、あの質問が‥あの‥」

しどろもどろな私の様子見て

先生はサイドの看護師さんに

「注射の準備をお願いします」

と声をかけて席を外させてくれました。

 

「どうしました?何かありましたか?」

と改めて声をかけてくれました。

 

最近診察で発熱した患者さんを診察したこと

主人もよく診察しているようで

covitの感染が心配なこと

自分が感染してしまったら

重症化してしまうのではと

不安になっていること

万が一感染してしまったら

薬の量はどうすればいいのかなど

気になっていることを全て

お聞きしました。

 

先生は私が話し終わるまで

黙って時々うなづきながら

聞いておられました。

私が話し終わると

 

「仕事がら仕方がないとはいえ

心配ですよね。感染症学会のガイドラインは‥」

現在の各学会のガイドラインと新しい情報と

私見も含めて説明して頂きました。

 

私の頭の中のモヤモヤした状態も

解消していきました。

 

「まぁ今covitを疑う所見はないので

今日は予定通り注射します!(笑)」

 

と処置室に送り出して頂きました。

処置室ではサイドの看護師さんが

注射を並べて笑ってました。

 

注射が終わると

「今度の注射は溶かさなくていいから

お待たせしないわよ。冷蔵庫から出すだけ、

だから遅れそうになったら

連絡くださいね。

冷蔵庫から出して待ってるわ。

そうそう、今度は何だか検査が

いっぱい入ってるから

頑張って来てください。大丈夫よ!

頑張って!」

 

と言いながら送り出してくれました。

事情を察しておられたのでしょう。

ありがとうございました😊

 

あまりにもお二方の雰囲気が

優しく、暖かいものでしたので

私が抱えていた不安は

その雰囲気に包まれて

どこかに行ってしまいました。

 

私はこのお二人のように

患者さんの心に寄り添えて

いるのでしょうか‥

 

私もお二方のように

なりたいと思います。

目標です。