Negative thoughts

休日に高額医療費の申請の準備をしていた。

病院と薬局の領収書をみながら

「このお金を子供達に残した方が

有益ではないか？いつまでこの注射を

続けるのだろう？今は仕事ができるから

支払える。でも仕事が出来なくなったら

家族に迷惑をかけてしまう。

仕事が出来なくなった時に死ねたら‥」

とよからぬことを考えてしまった。

仕事の時に

「家族に悪いから早くあの世に行きたい」

と言う患者さんには

「まだこの世でやらなきゃならないことが

あるんですよ。」

と言ってきた。

いざ自分がそういうことを言う立場に

なるかもしれないと考えると苦しくなった。

安易に気休めを言うべきではないと

反省した。

もし家族に迷惑をかけることになったら

治療方針を治療費がかからない治療に

変更しようと決めた。

その日の夕方、たまたま大学時代の友人から

連絡がありお互いの近況を話した。

私が高額医療費について愚痴を言った時

「元気にバリバリ仕事ができる

今の状況はお金では買えないよ。

高いけど少しでも長く働いて

長生きしなよ。」

と一喝された。

後ろ向きな考えは

いい方法を思いつかない。

今の状態を維持できるようにと

考えを改めた。